院外SPDを導入する病院は、医療材料部分で導入するケースが多いのですが、
医薬品や消耗品まで範囲を拡げている病院もあります。
メリットとしては、下記が挙げられます。
① 物品管理に要する人件費の削減
② 物品の在庫金額と購入金額の削減
③ 院内スペースの有効活用
④ 専門職(看護師、薬剤師等)が本来業務へ注力できる 等
物品の年間購入金額が3〜5億円以上であれば、SPDによる管理費を支払っても
コストが削減されると言われています。
一方、デメリットとしては下記が挙げられます。
① 外注後の業務改善が進まない
② 物品管理のノウハウが病院に残らない 等
院内の物流業務を外注化すると言っても、外注する業務範囲やSPDの形態によって
各病院で行われている内容は様々です。
自院での物品管理業務の流れを見直した上で、どの部分を外注化すべきなのかを検討する必要があります。