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内部分析

病院で行っている事業内容について、このまま続けるのか、思い切ってやめた方がいいのか検討したいのですが、何かよい方法はありませんか?

2007-03-23 00:00:00
事業を複数抱えるような一般企業が、収益性のバランスとその継続性を考える際に、用いられるフレームワークがあります。ボストン・コンサルティング・グループというアメリカのコンサル会社が開発した「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)」というフレームワークです。

田の字型に分けられた4つのマスについて、縦軸に市場の成長率、横軸に自院の相対市場シェアを取ります。それぞれの事業について、どのマスに位置するのかを確認し、全体のバランスを視覚的に確認するのです。

市場成長率が高くシェアも高いマスは「花形」エリアで、利益が高い一方で事業を継続するための投資もかかります。
市場成長率は低いがシェアが高いマスは「金のなる木」エリアで、成長への投資を必要とせずに高い利益を出すことができます。しかし、時間とともに縮小していく状況にあります。
市場成長率は高いが相対シェアが低いマスは「問題児」エリアで、今は利益はマイナスであるが市場の成長とともに投資を拡大すれば、やがて「花形」エリアに以降させることができます。
市場成長率が低く相対シェアも低いマスは「負け犬」エリアで、成長性も期待できずシェアも低いので潔く撤退すべきだと考えられます。

既存事業が、「負け犬」以外のエリアにバランスよく配置されることが望ましいのですが、ひとまず現状を理解することが大事です。その後に、「問題児」から「花形」に育て、やがて医院を潤す「金のなる木」へと導くことが理想です。

このようなフレームワークをご活用いただき、自院の状況をご確認いただいた上で、今後の展開についてご判断ください。