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内部分析

病院の現状について、いろいろ問題があると思うのですが、どこにどのような問題があるか整理がつきません。何か良い方法はありませんか?

2015-03-20 00:00:00
一般企業が現状分析する場合に良く使われる手法に、フレームワークがあります。現状から問題点を洗い出し、論理的に解決策を考え、明確に人に伝える手法の総称です。

フレームワークには代表的なものがいくつかありますが、今回はそのうち「3C分析」についてご紹介します。

「3C分析」というのは、Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の頭文字から名づけられています。これら3つの要素それぞれについて分析することで、自社をとりまく現状を漏れなくダブリなく効率的に把握しやすくなるのです。

これを病院分析にあてはめると、「患者」、「周辺医療機関」、「自院」についての分析となります。

「患者分析」は、レセプトデータなどから患者動向分析を行ったり、患者アンケート、住民ヒアリングなどを実施し、状況を把握します。患者アンケートの実施が困難であれば、外来や病棟の職員に最近どのようなクレームや要望があるのかを複数尋ねてみると、意見を集約できる場合もあります。

「周辺医療機関分析」は、周辺医療機関の増減や病院機能、役割の変化を分析します。競合病院は、どのような医療提供体制を整備しているのか、ホームページや厚生局のサイトで確認したり、公的病院であれば、総務省の公営企業年鑑を閲覧すると、経営状況等が確認できます。

「自院分析」は、財務分析をはじめ、理念や方針の整合性、組織能力分析を行います。理念や方針が各部署まで浸透しているか、人材が不足している原因は、どのような理由なのか等、整理してみると色んなことがわかります。

フレームワークを使った分析により、現状の問題点は整理されますが、重要なのは、分析から得られた情報をどのように活用して解決策を導くかが、ポイントとなります。目標は、あくまでも課題解決することです。

この点をしっかり押さえていれば、フレームワークは非常に有効な分析手段となるでしょう。