職員と経営者層の間は、ともすると距離ができてしまいがちです。そうならないようにするポイントは2つあります。
1つは、絶えず病院の方向性、経営者の理念を説き続けることです。その内容を織り込んだ研修を定期的に行ったり、理念として掲げたり、カードのようにして携帯させる方法もあります。しかし、最も重要なのは院長などの経営者本人の口から、具体的な行動例を示し語ることです。
2つ目は、職員達がどのような思いを抱いているのか、定期的に把握しておくことです。そのためには、少なくとも半期に一度は面談をしたり、職員アンケートなどをおこなったりすると効果的です。特に、第三者を絡めた面談やアンケートは、直接経営者には言いづらい“本音”を引き出せるので、更に有効となります。