病院機能評価(3rdG:1.1)にある「文書を一元的に管理する仕組み」は、どのような点が評価されますか
2016-04-26 00:00:00
2015年4月より改定された病院機能評価(3rdG:1.1)では、「4.1.5文書を一元的に管理する仕組みがある」という項目が新たに追加されました。ここでいう文書は、次の?〜?の文書を指しており、このうち?診療記録等、患者の診療に関係する文書以外は一元管理が望ましいとされています。
?病院として定めた規則・規定
?主要な会議・委員会の議事録
?人事関係文書
?経理上の各種書類と諸表
?公文書としての届出関係文書
?他機関との各種契約書
?医療現場で使用する各種マニュアル、基準・手順
?診療記録等、患者の診療に関係する文書
?病院日誌等の組織管理上の記録
一元管理とは、院内で管理すべき文書が正確に把握され、承認・改定手順の規定に沿い、文書が最新の状態を保たれていることを指しています。つまり、この項目においては、内容の適正性は判断されず、あくまで文書を管理する仕組みが確立されているかどうかが判断指標となります。