平成21年度介護報酬改定については3%の引き上げとなりますが、介護療養病床(介護療養型医療施設)と療養型老健(介護療養型老人保健施設)については、下記のような特徴があります。
? 介護療養病床の施設サービス費がわずかに引き上げられた。
? 介護療養病床のリハビリが大幅に引き下げられた。
? 療養型老健の施設サービス費が引き上げられ、要介護度が重いほど引き上げ単位数が大きい。
この改定の結果として、下記のような状況になります。
? 介護療養病床と療養型老健の単位数の差は縮小する。
? 介護療養病床をもつ病院はリハビリ引き下げの影響で、大幅な減収が予想される。
介護療養病床は2011年度に廃止されますが、今回の改定では、療養型老健への経済的な誘導が露骨にされていると言えます。