地域に根ざした病院づくりとは、従来であれば、各種イベントを開催を通じて自院機能のPRが中心となっていました。
しかし、近年では、地域住民の力を活用しようとする動きが増えています。
具体的には、
・院内ボランティアとしての活用
・医療機関債の発行
・病院職員と住民との意見交換会の開催 などです。
病院運営に地域住民が参画することによって、「自分たちの病院」という意識を持ってもらうことができ、病院を大切にする考えが、地域住民に芽生えます。
これにより、夜間のコンビニ受診の抑制や、未収金の減少などに繋がった事例もあります。
また、医師を含めた病院職員も、「地域で頼られる病院」としての自覚が生まれ、モチベーションが向上するでしょう。
情報を一方的に提供するだけではなく、地域住民に参加してもらう病院づくりは、これからの地域医療には必要です。