医療機関のPR手段として考えられるのは、“看板”等の「広告」と
“パンフレット”等の「広報」の二つです。
「広告」は、不特定多数に向けた情報発信となるので、医療法上、
公告内容に制限があります。2007年の第5次医療法改正で、規制が
緩和されましたが、その詳細は、医療公告ガイドラインやQ&Aで
内容をご確認ください。
医療広告ガイドラインへのリンクはこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf
「広告」を、効果的に行うためには、次の5つのポイントを抑えることが
基本です。
1.注意を引くような、目立つ内容になっているか
2.興味を引くような内容になっているか
3.相手のニーズに結びつくような内容になっているか
4.記憶に残る仕組みを作っているか
5.相手の行動に結びつくような内容、仕組みがあるか
上記5つのポイントをじっくり考えて、プランを練ってみて下さい。
テレビCMでは、上記のポイントに沿ったストーリーで作成されて
いることが多いので、大変参考になります。
また、「広報」は、来院患者など特定の方への情報発信であり、
掲載できる内容は「広告」に比べ比較的自由度が高いのが特徴です。
効果的な広報を目指すには、まず目的を明確にすることが、重要と
なります。目的を明確にしないと、相手の印象に残らないものを
作成しがちです。
例えば、地域連携施設からの紹介を増やすことを目的とするのか、
職員採用を目的としてホームページの内容を充実させるのか、地域への
社会貢献として疾病予防キャンペーンをPRするのか、などあります。
今、広報活動しようとしている本来の目的は具体的に定まっているのか
今一度、ご確認ください。
目的次第で、内容や手段が変わってきます。増患であれば、外部環境や
内部環境の調査を行ったうえで、広報活動を計画すると、効果的です。
院内に広報委員会などがなければ、組織化しアイディアを練る場を作ると
なお面白いと思います。
弊社では、様々なご相談を承っておりますので、いつでもご相談ください。