2040年のフィジカルAIによる労働力補完を目指し、ヘルスケアAX始動(厚労省)
2026/08/06
厚労省は8月5日、ヘルスケアAX・DX推進本部の初会合を開催し、ヘルスケアAX(AIトランスフォーメーション)の推進方針を確認した。骨太方針2026や日本成長戦略を踏まえ、医療・介護・健康分野におけるAI活用を政府横断で推進する体制が本格始動した。
【ヘルスケアAX・DX推進本部の発足】 厚労大臣を本部長とする推進本部を設置し、医療・介護・健康・福祉分野のAX・DXを一体的に推進する体制を構築する。制度改革、データ基盤整備、AI活用を横断的に進める司令塔として機能させる。
【ヘルスケアAXを重点政策として推進】 DXによるデジタル化にとどまらず、生成AIやAIエージェントなどを活用して業務プロセスそのものを変革する「ヘルスケアAX」を推進する。「人が人として創造すべき価値(人間力)」を増進させながら、「人とAIが協働する社会」を率先して実現していく。2040年にフィジカルAIを活用したAIロボット等が医療・介護現場の労働力を補完し、超高齢社会における社会保障制度の持続可能性を担保することを目指していく。
【全国医療情報プラットフォームを基盤にAI活用】 全国医療情報プラットフォームなど医療DX基盤を活用し、データ連携・標準化を進めながら、AIが利用できる環境整備を推進する。質の高い医療・介護サービスの実現につなげる。
【行政・現場双方の業務改革を推進】 厚労行政におけるAI活用とともに、医療機関・薬局・介護事業所など現場でのAI導入を推進し、事務負担軽減や業務効率化を図る。AIを活用した業務改革を幅広い分野へ展開する方向性を示した。
【工程表の策定に向けた検討を開始】 ヘルスケアAXの実現に向け、重点施策や工程を整理し、関係部局が連携して具体的な取組を進めることを確認した。今後は実行計画の具体化を進めながら、医療DXと一体となった社会実装を目指す。

