厚労省は11月26日、製薬メーカー・医薬品卸・薬局に対して、今冬の感染拡大に備えた新型コロナウイルス感染症治療薬等の増産及び安定的な供給と、抗ウイルス薬等の安定的な供給についての協力依頼を事務連絡した。

 

製薬メーカーに対しては、新型コロナウイルス感染症治療薬及び対症療法薬として使用される解熱鎮痛薬、鎮咳薬、去痰薬、トラネキサム酸等について、需給状況を踏まえた必要に応じた適切な増産、早期の納品等、必要な措置を呼び掛けた。

 

他方、卸売販売業者に対しては営業所単位での適切な在庫確保や可能な限り迅速に供給できる体制の整備、薬局では処方された感染症対症療法薬等について、自らの店舗や系列店舗だけでは供給が困難な場合であっても、地域の薬局間における連携により可能な限り調整をしていただきたいとした。