金澤 悟Satoru Kanazawa 薬局コンサルタント

誕生日/1958年7月13日

血液型/B型

主な資格

薬剤師
公認スポーツファーマシスト(日本アンチ・ドーピング機構)
日本薬剤師研修センター 認定薬剤師
NPO法人医療教育研究所 薬剤師生涯研修担当講師

Message

薬剤師として、これまでに数多くの薬局業務を現場経験し、それを活かし、実務にすぐ役立つコンサルティングを信条に活躍している。具体的には「薬歴簿の書き方」「安全管理に関すること」「業務環境の改善」などが得意分野である。

地域に求められる保険薬局を出来る限りたくさん創出することを自らの使命とし、全国各地の薬局を飛び回り、熱いコンサルティングを行っている。

薬歴簿の電子化について

2014.09.18
最近ご相談が多いのが電子薬歴です。

電子化は宜しいのですが、様々と問題があることを判らずに採用しているところもあるのではないでしょうか?


電子薬歴も手書き薬歴も記載要件は変わりません。電子薬歴はメリット、デメリットがありますので、まずそれを理解していただきたいと思います。


まずメリットですが、「誰でも読める」のが最大の理由ですね。
癖字ですと読みづらく、勘違いや伝えたいことが伝わらないことが多いものです。又、相互作用や添付文書などのデータがすぐに閲覧できる機能になっているのもメリットです。

デメリットとしては「コピー」の乱用が目立つことです。
電子薬歴でコピーを多用して作成された内容は、箇条書きであることが多いです。このような薬歴は「誰にでもわかるポイント」がまとまっていない傾向が多いです。次回患者さんから確認するのに、独自の理解の内容を記載されても、全薬剤師が分かる内容でなければ役に立ちません。


・・・それではどうしたらいいか?ですよね。


やはり、服薬指導の幅を広げることが大切と思います。

患者さんのバイタルチェックを確認し、分かり易い数値から指導を始めることなどです。

みなさんは服薬指導の際、くすりの説明や、体調や血圧の値の話だけで終わってはいないでしょうか?

例えば「体重」「身長」の確認を忘れてはいませんか?

体重と身長で「肥満度」「BMI」を見ることが出来ますよね。

この値の話に、食生活・運動などのことを加えると患者さんは耳を貸してくれます。

「就寝3時間前には飲食は終えましょう」だけでも、「どうして?」などの質問が患者さんから出てきます。

さあ、ここからが勝負です。

「3時間経過しないと小腸上部での栄養素が吸収を終えないので、すぐに寝てしまうとエネルギーを消費しないので、太ってしまうんです」と説明すると、何人かの患者さんは注意してくれると思います。

是非試してみてくださいね。

電子薬歴に移行する際の注意点と電子薬歴を活用するポイント


まず、注意点です。

(1)表紙の枠組みを決める
(2)表紙に記載した方がいい項目の整理(店舗ごと。例えば小児科であれば体重の欄など)
(3)併用薬・併診科の概念(他の保険薬局で薬を受け取っている場合は、併診科あり、併用薬あり。全て自店でお薬を渡している場合は、併診科あり併用薬なしが分かり易い。)
(4)併用薬がある場合は、医療機関と一緒に入力する
(5)特記事項など、と別に記載したい内容は何処に入力するか決めておく

大体この位の準備が出来れば、整理できると思います。

次に電子薬歴の活用方法です。
(1)特定薬剤管理指導加算や乳幼児服薬指導加算はコメントを多く作成してハードに登録してしまう。
(2)特定薬剤管理指導加算は、薬剤の自覚的副作用の確認と発症した場合の対処方法
(3)乳幼児服薬指導加算は、体重と服薬の剤型確認、服薬上の注意点

以上をエクセルに変換して、事前登録しておくとクリックで薬歴簿を作成することが出来ます。
又、同じ指導内容にならないようにできることが利点です。

PMDAを活用しながら、指導文章やコメントをおつくり下さい。

詳細を知りたい場合はご相談ください。