笹森 昭三Shozo Sasamori ヘルスケア情報専任者  ライフプランクリエイター

誕生日/1976年1月3日

血液型/B型

主な資格

ファイナンシャル プランナー「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」
平成16年5月に2級FP技能士、平成22年11月に1級FP技能士の資格を取得

Message

経営資源として価値を増してきた「情報」。様々な制度改正等が経営に大きなインパクトを与えるようになってきました。ヘルスケア情報専任者として、改正点等の事実・結果はもちろんのこと、それによってどんな影響がもたらされるか、逸早くその対応策を示唆しています。
どんな情報にも、結果や決定事項の裏側に背景や原因があるため、「情報に価値を与える」「情報の本質を見出す」ことを心掛けています。


(レポート例)
■ 内科クリニック開業に必要な資金と資金計画の立て方(RISE UP CLUB寄稿)
https://www.riseupclub.com/CS202_CorpMbrshpArticleRefPage?name=0148

■ 人工透析センターを開業する際に立てる 収支シミュレーションの考え方(RISE UP CLUB寄稿)
https://www.riseupclub.com/CS202_CorpMbrshpArticleRefPage?name=0272

■ 競争が激しくなる歯科医院 関連データに基づいて開業収支を考えてみよう(RISE UP CLUB寄稿)
https://www.riseupclub.com/CS202_CorpMbrshpArticleRefPage?name=0273

ヘルスケア情報最前線(84)〜薬局におけるヘルスケア(保険外)サービスの展開~

2017.09.20
2017年9月15日、経産省より産業競争力強化法に基づく「グレーゾーン解消制度の活用」の一環で、薬局における待ち時間を短縮する薬剤の販売方法として、薬剤師が患者に薬剤の調製前に服薬指導を行い、その後、調剤した薬剤の郵送等を行うサービスができる旨の見解が公表されました。

経産省サイト
http://www.meti.go.jp/press/2017/09/20170915001/20170915001.html

今回の薬剤の郵送サービスは、薬局において薬剤師が対面で指導等を行うとしていることから、医薬品医療機器等法律第9条の3第1項の規定に抵触しない旨が確認されました。
つまり、指導以外は自由な裁量でサービス展開できるということで、薬局における患者の待ち時間短縮のための新たなビジネスモデルの確立が期待されています。

ただし、留意しなければならない点は、何でも自由にしていいという制度ではなく、あくまでも医療保険制度における保険調剤の範疇であることが大前提であり、“無料の薬剤宅配サービス”として実施すればその対価分の値引きに相当し、寮担に抵触する可能性が高いといえるでしょう。
そして、実費徴収する場合にも、療養の給付と関係ないサービスに該当するため、事前に実費を徴収する旨を掲示しておく必要があります。


「グレーゾーン解消制度」では、今回の薬剤郵送サービスのほか、薬局等での「簡易血液検査サービス」や「セルフ漢方薬服用コーナーの設置」をはじめ、薬局店頭における「唾液による口腔内環境チェック」や「検体検査サービス」が認められた経緯があります。

今般の調剤報酬改定により、患者が「かかりつけ薬剤師」を指名できるようになり、徐々に患者増減の差が拡大しつつあります。患者から選んでもらえる薬局づくりの一助として、こうしたヘルスケア(保険外)サービスを活用する視点は大切です。

さらに、ヘルスケア(保険外)サービスは薬価改定等の影響による売上(薬剤料)が減少傾向の薬局経営を立て直す起爆剤となり、保険調剤に頼らない経営基盤を構築していくうえでも重要なのではないかと思います。いかがでしょうか。


ヘルスケア情報専任者  笹森 昭三
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)