山内 一也kazuya yamauchi 薬局コンサルタント

誕生日/1980年5月21日

血液型/A型

主な資格

日本薬剤師研修センター 認定薬剤師

小さなうなぎ登り

2017.09.07



みなさん、こんにちは!

社会医療診療行為別統計が定期的に公表されているのをご存知でしょうか?
ここには全国の薬局の調剤点数各種の算定件数が掲載されていて、
全国平均の算定率を導出することが出来ます。

社会医療診療行為別統計

今回は、平成28年度6月分の社会医療診療行為別統計から、
いわゆるかかりつけ機能の代表例である、
「かかりつけ薬剤師指導料」「重複投薬相互作用等防止加算」「服薬情報等提供料」
の動向について見てみます。


<かかりつけ薬剤師指導料>

平成28年6月実績で、算定件数385,458件でとなっており、
総受付回数63,711,384回であることを踏まえると算定率は0.6%であることがわかります。
H28年5月実績では算定件数325,445件ですので算定件数の伸び率だけ見ると
385,458件÷325,445件=118.4%です。
改正直後とはいえ、1か月で急激に伸びていることが分かります。

<重複投薬相互作用等防止加算>
平成28年6月実績で、算定件数278,491件(算定率は0.43%)。
算定要件が変わったので一概には言えませんが、
H27年6月実績では算定件数92,505件(算定率0.14%)であることを踏まえると、
こちらは1年間で約3倍も算定件数(率)が伸びていることが分かります。

※H27実績は処方変更有無を合算しています。

<服薬情報等提供料>
平成28年6月実績で、算定件数38,925件(算定率は0.06%)。
こちらも算定要件が変わったので一概には言えませんが、
H27年6月実績では算定件数14,814件(算定率0.02%)であることを踏まえると、
こちらも1年間で約3倍も算定件数(率)が伸びていることが分かります。


総じて言えるのは、算定率は低いものの、その伸び率は凄まじいということです。
算定率自体が非常に低いので実感がわきにくいですが、
大きな変化の前触れとはそんなものだと思います。

これらの点数は数年後には特別な点数ではなくなっている
可能性があるということを踏まえた対応が必要かと思います。


これからは外部環境を見ながらの経営が求められます。
今回ご紹介させて頂いたように、各種点数の算定件数なども公表されていますので、
スタッフへの動機付けや目標値の設定、自薬局の現在地の確認などに
活用頂ければと思います。



これからも「調剤+α」を合言葉に頑張っていきます。  

薬剤師コンサルタント
山内一也