
2009年に参加していただいた方に対して行ったアンケートでは、この取り組みをはじめてから「その薬局をかかりつけ薬局として利用したい」、もしくは「既に利用している」と回答した方が56名いました(表1参照)。参加前には89名の方が「かかりつけ薬局として利用していなかった」ことから、薬局の経営にとってみても、大きな成果であると考えます。

(表1) (2009年度仙台ウェルネスファーマシークラブ参加者アンケートより)
他にも、「いろいろなことを積極的にできるようになりました。」「疲れやだるさが激減しました。」といった一般参加者からの嬉しい声が数多く届けられており、それが薬局で働く薬剤師やスタッフのモチベーションアップにも繋がっているようです。
この取り組みは、「導入後、短期的に薬局の売上を増やせる」というものではありませんが、中長期的には地域住民や患者さんとの双方向のコミュニケーションづくりを促進し、地域での薬局の存在価値を高めるために効果的であると考えています。
加盟している薬局経営者やスタッフの皆様からの声をご紹介します。
「地域の薬局、地元に根ざした薬局が、地域の皆さんのためにできる一番ふさわしいプログラムだと思っています。これが順調に進んでいますので、さらに薬局が増えて、仙台発全国に広がっていけばうれしいですね。そうすれば、医療費の削減にもつながっていくと思います。」
(仙台市:宮川薬局 宮川季士先生)
「普段の歩数や筋トレ、健康管理など、このサービス提供を通じて、患者さんとの会話が一気に広がりました。家族ぐるみの相談が増えたので、家族や友人が将来相談にきてくれたり、店内の商品を購入してくれれば、結果的には売上にもつながってくるかもしれませんね。」
(仙台市:薬局経営者、薬剤師)
「今年度は15名ほどを指導していますが、薬局の来院患者だけでは、ウェルファクラブの参加者をこれ以上増やすことは難しいですね。処方元の医療機関や地域包括支援センター、町内会など地域にあるコミュニティとの連携が重要になってくると思いますよ。」
(仙台市:薬局経営者)
「60歳をすぎ、体力の衰えが気になりだして、参加を決めました。宮川先生からは、強めの運動を取り入れるように指導され、少し早めに歩くことを意識しています。6,000歩だった歩数は、今では10,000歩を超えるようになりました。やった人とやらない人では、10年後、20年後が大きく違ってくると思うので、今のうちから少しずつやっていこうと思います。ひとりでやっていると、もういいかなと甘えが出てくるところに別の観点から指導をしてもらえるので、やる気を引き起こされますね。」
(仙台市:遠藤力弘さん、宮川薬局登録)
「普段の生活や健康状態などのすべてを知っている薬剤師の先生からアドバイスされるので、とても安心できます。不安なことがあれば、いつでも相談にのってもらえるというのもうれしいですね」(仙台市:須田京子さん、宮川薬局登録)
3ヶ月経過して、歩数計・体組成計、ささやかな筋トレがすっかり自分の生活に浸透してしまった事を感じます。速歩などはなかなかできませんが、昨日も地下2階から7階まで歩く事ができました。(70代女性)
この期間で、どれだけ自分が歩いていないか、歩けないかを数字で実感できました。将来の不安を取り除くべく、運動不足改善に努めたいと思います。(50代男性)
3ヶ月やってみて、自分の体年齢と筋肉率がはっきりわかりました。今現在も筋トレを頑張っていますので、このまま続けたいと思います。(60代女性)