

「ウェルファクラブ」は、薬局を拠点に、地域住民の健康づくりを支援する仕組みです。
メタボ予防・寝たきり予防に関心のある中高齢者を対象に、つくばウエルネスリサーチが開発した「オーダーメイドの運動・栄養プログラム:e-wellnessシステム」を活用して、楽しく効果的な指導を店頭で実践できます。
2008年度より、文部科学省が所管する「広域仙台地域知的クラスター創成事業」の一環として、仙台市、東北大学、(株)つくばウエルネスリサーチ、(株)医療経営研究所の産学官が連携した取り組みがはじまりました。
2009年度は、仙台圏の14薬局、地域住民160名の参加を頂いて、8ヶ月間の実証研究を行いました。
2010年度より研究事業の枠を超え、より多くの地域でより多くの方に提供できるようになりました。
ウェルファクラブの仕組みは、図1のようになります。参加者の必須アイテムは、高機能歩数計のみ。いつも携帯して、日常生活をモニタリングしながら、健康づくりの“見える化”で、参加者のやる気を引き出します。

(図1)ウェルファクラブの仕組み
具体的な店頭での指導の流れは、図2のようになります。

(図2)具体的な店頭での指導の流れ
薬局でこの運動・栄養プログラムを提供した結果、薬局と地域住民とのコミュニケーションが活発になり、地域の皆さんが薬局に来店する機会を増やすことができました。また、信頼関係ができてくると、運動や栄養だけでなく病気や家族のことまで、相談内容が広がっていきます。いくつかの薬局では、すでにこのプログラムをきっかけに、様々なコミュニティの輪が作られつつあります。

2009年9月から始まった仙台ウェルファクラブ(第II期)では、参加者全員を対象に、9月、12月、3月の3回、体力評価会を開催しました。はじめは戸惑った表情だった参加者の皆さんも、回を重ねるうちに、楽しそうな会話が聞こえるようになりました。
体力評価会は、はじめに、問診、血圧測定、身長測定、体組成測定などが行われ、その後、会場を移して体力測定を行います。体力測定では、準備運動のあと、握力測定、10m障害物歩行、長座体前屈、2分間腿あげ、上体起こし、開眼片足立ちの6種目を行います。特に、2分間の腿あげはけっこうキツク、途中で休む方も何人かおられました。久々の運動で、身体中のあちらこちらが痛んだ人もいらっしゃったようです。
ウェルファクラブでは、体力評価会をはじめとして、様々なイベントを開催し、参加者が楽しんで健康づくりを続けられるような仕掛けを実行していきます。

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